元来の朱泥焼成温度より、海藻を溶かすために高温にて焼成した作品です。そのため、朱色が濃くなっています。
<常滑焼きの伝統工芸 藻掛け釉>
素地へアマモ(こあまも、こあじも、とも言う)を巻き付け、焼成する、アマモに含まれた塩分が、素地に触れた部分だけ緋色を呈させる。
常滑の陶工 伊奈長三(天明元年1781~安政4年1857)が天保年間に創始したとされている。
アマモとは海草の一種で、アマモの様な海草や海藻の周辺は、小魚やえび等多くの生き物の餌場であり外敵からも身を守るゆりかごの様なものである。
作家名: 片山白山
サイズ: 10 X 10.5 X 5 (H) cm
容量: 100 cc